弁護士 師子角允彬のブログ

一般の方に向けて、法律や判例に関する情報を提供して行きます。

離婚事件

義務者の年収が高い場合の婚姻費用の算定-よくある間違ったアドバイス

1.義務者の年収が高い場合の婚姻費用の計算 ネット上に、 「小室哲哉氏は“8万円”提示? 別居中の生活費『婚姻費用』はどう決まるのか」 という記事が掲載されていました。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191103-00052418-otonans-soci&p=1 ht…

国際結婚斡旋業者による人身売買(にも等しい行為)が問題となった事案-国際結婚斡旋業者に物申すことはできないか?

1.国際結婚斡旋業者による人身売買 仕事の関係で、日本語に不自由な外国人の手による協議離婚届への署名・押印が、裁判例において、どのように理解されているのかを調べていました。 その過程で、たまたま国際結婚斡旋業者による人身売買が問題となった裁…

長期間別居しさえすれば離婚することができるのか(弁護士の硬直的なアドバイスが離婚を困難にした事例)

1.長期間の別居と離婚 一般論として言うと、離婚したい側の配偶者に不貞などの分かりやすい有責性が認められない場合、ある程度の別居期間さえ積み重ねれば、他方配偶者が離婚したくないといったとしても、裁判所で離婚請求が認容される可能性は高くなりま…

離婚をするか、死去まで待つか

1.夫が愛人に入れ込んだら・・・ ネット上に、 「高齢の義父が『離婚して、恋人と一緒になる』家族は騒然 財産を守る方法は?」 という記事が掲載されていました。 https://www.bengo4.com/c_4/n_9854/ 記事は、 「単身赴任していた高齢の義父が、突然、妻…

幼い子を養育している方の潜在的稼働能力

1.幼い子を養育している方の潜在的稼働能力 婚姻費用や養育費の金額は、義務者と権利者の双方の収入を比較して決められるのが一般です。 家庭裁判所は婚姻費用や養育費の算定表を作成・公表し、その趣旨を明らかにしています。 http://www.courts.go.jp/to…

義務者の年収が極めて高い場合(1億5000万円超)の婚姻費用・不貞と婚姻費用の関係

1.義務者が超高額所得者である場合の婚姻費用・不貞と婚姻費用の関係 義務者の年収が極めて高い場合に婚姻費用をどのように算定するかが問題になった事案が公刊物に掲載されていました(東京高判平29.12.15判例タイムズ1457-101)。 実務…

ピエール瀧に関係する離婚報道

1.ピエール瀧に関係する離婚報道 「ピエール瀧 5億円借金で苦渋の決断『家族のために離婚を…』」という表題の記事が掲載されていました。 http://news.livedoor.com/article/detail/16292681/ 記事には、「その他CMなどもろもろ合わせると、違約金は総…

間接強制による面会交流(間接強制金)

1.面会交流 子どもと同居していない親であったとしても、子どもとの面会交流を求めることは可能です(最一小判平12.5.1民集54-5-1607等参照)。 しかし、現在子どもと同居している親(監護親)が、同居していない親(非監護親)と子どもと…