12月23日、第二東京弁護士会の会員向け研修「フリーランスの実態、法的規制の現状と実務対応」の研修講師を務めました。
研修の全体像は次のとおりです。
第1部 フリーランスの実態
1.統計からみるフリーランスの実態
2.フリーランスの保護の在り方をめぐる現在の議論状況
3.厚生労働省受託事業 第二東京弁護士会フリーランス・トラブル110番
第2部 法的規制の現状と実務対応
1.フリーランスに対する法的規制の全体枠組み
2.事例検討
3.発展的課題
私が部会長を務める労働問題検討委員会・社会保障部会では、一昨年以来、フリーランスをめぐる法的規制の在り方について、調査研究を進めてきました。その発表をする機会を得られたことは、大変嬉しく思っています。
フリーランスの法律問題を理解・処理するには、独占禁止法、下請法、労働法、民法、商法などの幅広い知識と、公正取引委員会、厚生労働省、内閣官房などで進められている議論を、リアルタイムで追い掛けて行くことが必要になります。そのため、この問題について、専門家向けの研修講師を務められる程度に詳しい弁護士は、比較的限定されるのではないかと思います。
今回の研修は、私ともう一人の弁護士(宇賀神崇弁護士)で担当しました。極めて優秀な弁護士であり、研修準備のために議論をしていて、数多くの示唆を与えてくれました。研修講師を務めることにより、フリーランスの法律問題については、更に研鑽を深めることができたと思います。
フリーランスでお困りの方、フリーランスの法律問題について語れる研修講師をお探しの方がおられましたら、ぜひ、お気軽にご連絡頂ければと思います。