一昨々日(令和7年3月5日)、第二東京弁護士会の会員を対象に「労働局あっせん手続を通じた紛争解決について」という研修が行われました。
研修は、東京労働局の紛争調整官の方と紛争調整委員2名によって行われ、私は紛争調整委員の1人として研修講師を担わせて頂きました。
あっせん手続は簡易、迅速な紛争解決の仕組みとして、労使紛争の解決に重要な役割を果たしています。
法律相談を受けた弁護士は、相談者に対して取り得る手続の選択肢を示します。しかし、よく知らない手続は、選択肢として示しようがありません。今回のような研修の機会を通じ、あっせん手続の実情を会員弁護士に伝えることができたのは、有意義な経験だったと思います。
引き続き、紛争調停委員としての責務に向き合って行きたいと思います。