2022-02-19から1日間の記事一覧
1.出勤日を減らされる問題 大学教員などの特殊な業種を除き、労働者の就労請求権を一般的に肯定することは困難であるとされています(水町勇一郎『詳解 労働法』〔東京大学出版会、初版、令元249頁参照)。 そのため、シフト制の労働者や、完全歩合制の…
1.健康保険に加入する利益 一定の要件を満たす短時間労働者は、健康保険の被保険者にはならないとされています(健康保険法3条1項9号)。 それでは、不当に出勤日や労働時間を大幅に削減され、被保険者資格を喪失した場合、労働者側は、その効力をどの…